映画 セント・オブ・ウーマン より。。。映画はいいね。。。



オスカー熱がまだ覚めやらない、私ですが。。。(笑)


「 今まで観た映画の中で、何が一番好き ? 例えば90年代だと ? 」 なんて・・・
ここ最近は、そんな質問されるなんてこと、めっきり少なくなったけれど (泣)


忘れられない映画、また、印象に残った映画って、きっと誰にもあることだろう・・・。
(私の知ってる この人 は、若かりし頃、エミリーブロンテマール・オベロンの「 嵐が丘 」 を観て、数ヶ月間、茫然自失状態に陥ったそうだ 笑)

私としては、同じ孤児作品ならば、エミリーよりもどちらかと言うと、姉 シャーロットの、「 ジェーンエア 」 なんだけどな。。。
う〜ん。。ヒースクリフよりも、やっぱり ジェーンなんだけどな。。。(笑)


さて、今日は前置きなしで・・・とか言いながら、ついつい長くなってしまうけれど。。。


「 Scent of woman 」 (セント・オブ・ウーマン) と 言う映画がある。
(邦題ではこれに、「 夢の香り 」 ってのが付く)  監督は、マーチン・ブレスト。
主演はアル・パチーノ。 彼は、言わずと知れた米を代表する映画俳優。 
それまで何度もアカデミー賞にノミネートされたけれど、主演男優賞受賞は、この「 Scent of woman 」が初めて。


この映画は本当に素晴らしかった。
一番最初に観た時、この映画で、最も高く評価された、アルパチーノの ロングスピーチ部分、『 Great Movie Scenes 』 にも、いつも登場する そのスピーチシーンを観て、震えるほどだった。


いやほんとに・・・ほんとに、アルパチーノって、すごいな! ってそう思った。
だって、それまでの印象ったら、小さくて汚らしくて(失礼)、アクが強くてどこかダーティで、いつも騒々しくて少々オーバーアクト気味・・・大嫌いでもなかったけれど、決して、大ファンでもなかった。
だから、この映画を観た時、驚いた。本当に素晴らしかった・・・

もうひとつ、この映画を語るに欠かせないシーンは、やはり、Tangoを踊るあの有名なシーンだろう・・・
流れるTango曲、「 Por Una Cabeza 」 の、曲の調べが甘くて、切なくて哀しくて力強くて、ホント、思い出すだけで、こみ上げてくるものがある。

その曲で、アルパチーノが、ガブリエル・アンウォーって言う女優とTangoを踊るんだが、彼の決して素敵とは言えない身体が、なんともしなやかで、とても上手なダンスを披露・・・それにも驚くんだ。
G・アンウォーも(英国人)も、控えめでクラシックで上品な美人。
彼と彼女のダンスシーンは、きっとこれからも語り継がれてゆくのだろうと思う・・・


盲目の退役軍人フランクを演じたアルパチーノが、その盲目がゆえに、感じ取ることの出来るどこか動物的とすら言っていいほどの、嗅覚をもって感知する女性の香りってのがサブタイトルになっている「 夢の香り 」 なんだが、印象的な香りのシーンが何度か登場する。


記憶に残ってるのは、さきほどのTangoシーンで登場するガブリエル・アンウォーが誕生日に祖母から貰ったという 「 オグルビーの石鹸 」。
そして、最後に登場する、政治学の先生がつけている「 フルール・ド・ロカイユ 」 と言う名の香水。
この二つが印象に残る。
フルール・ロカイユ(別名 岸辺の花)は、ほどなく購入したのだが、オグルビー石鹸ってのが、売ってなかったり、まだ未経験なんだけど、どんな香りの石鹸なんだろう?
そもそも、売ってるんだろうか?(笑)

「 90年代で好きな映画は ? 」 と、聞かれた時、多くの女性は迷わず、'97の 「 タイタニック 」 って答えるらしい。(ジェームズ・キャメロン監督作品)
でも、私なら、一も二もなく「 セント・オブ・ウーマン 」・・・これなんだ。(笑)


映画はいい・・・
その時の(観た時の)背景や、感情までもすべて引っくるめて、引き受けてくれるから。
だからいつでもその時代に戻れる。 どうかすると鼻の奥で、その時の匂いまでもが立ち上ってくるような気もする。


自分の意志で(お年玉で)で、初めて観た映画は、13歳の時。。。
メロディ・フェア(小さな恋のメロディ)だった。
あの二人の可愛い恋に、私の胸も躍り、そして震えた。


誰かが、15歳の時に観た映画は15歳のまま。20歳の時に観た映画は、20歳のままなんだよ。。。って言ってたけれど、本当にその通り。。。
だからこそ、映画はいいのだ。
そん時の、そのままの自分を、すべて引き受けてくれるから。。。


まだ観てない・・・と言う方がいらっしゃったら、ぜひ、ご覧頂きたい。

Al Pacino - Scent of a Woman
 有名なダンスシーン


〜〜If you make a mistake, get all tangled up, just tango on.
〜タンゴは人生と違って、決して間違わない。足が絡まっても踊り続ければいいのだ〜


長台詞で有名なシーンはココ(約6分)

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*今日はお昼まで、ちょっとばかり暇してて、あちこち覗いて遊んでいたのに、午後から(夕方近く)、怒涛のような忙殺時間だったさ(泣) お〜のぉ〜(◎o◎)/!