リービングラスベガス と、My One and Only Love ♪

久々に映画のことなど。。。

この時期になると毎年だけど、オスカー授賞式の前ふりで、歴代のオスカー受賞作品が、昼間も深夜も放映されている。
「 う〜ん。。どうしよう。でも少しだけ。。。」 なんて思い 観始めると、ついつい最後まで観てしまう。
途中、数十分 記憶がなくなり目が覚めると、「 んぁ？あれれ？ 」 って思うこともあるけれど。。。

おとといの深夜、「 リービングラスベガス 」を 放送していた。
アルコール依存症を克服できない男が、仕事も家族も捨て、死に場所を探しにラスベガスへ向かう。　そしてそのラスベガスで部屋を借り、「 よし！ここで死ぬまで酒を飲むぞ！ 」 って話。。（笑） ←笑える話じゃ決してないんだが、こうして文章にするとナンか笑える。。失礼。。（笑）

映画の途中、妻や息子との幸せだったシーンも、ほんの少し回想するけれど、そもそも、何でこんな破滅の道を歩むことになったか ？・・・などについては、何の説明もなく、ただ、主人公ベンが、死に場所と決めたラスベガスで、フッカー（娼婦）と出会い、束の間の恋に落ちる。

その娼婦、サラは、彼の依存症を克服すべく、「 お願い。闘って。 」 とか何とか 前向きなんだけど、ここで克服して、サラと幸せな第二の人生なんて歩まれたら、「 妻や息子はど〜なるよ ？」 ってな話で、そんなことは望んじゃいけないんだけれど、あまりにも退廃的で救いようのない、主人公 ベンを演じる N.ケイジ の 『 やつれ演技 すたれ演技 』 が そりゃあ見事で、一瞬、「 え〜。死んじゃイカンよ。　もう一度頑張らんかい。　」とか、思いながら観てしまうのも、人の情と言うものかと思う........（笑）

でも、この映画に限らず世の中には、ダメ男と知りつつも、そのダメオを愛さずにはいられない女性がいるのもまた真実で、そのあたり 例えば今、生誕100年祭 などで賑わっている 太宰作品などにも、少し通ずるものがあるよね。。。

しかしだ。。そもそも その街自体が 寓話のようなラスベガスで、主人公たちの背景などには 一切のスポットは当てず、ただただ、命尽きるまでの短い恋だなんて、やっぱり不可解でしかなく、また多少、不愉快でもあるんだよ（笑）　けどまぁ、ある意味、幻想的で純粋で、ひたむきとも 言えるのかも知れないが、やっぱりその 寓話な感は否めないよね。
だから、そこに感情など盛り込んで、「 がんばって 」 なんて思いを一瞬でも抱くと 何にしたって、見終わった後に、どうしようもない暗澹とした雰囲気に包まれるのは確かってこと。。。

ただ、不思議なことにこの映画、男性にファンが多いらしい。　
あまりにもシュールすぎる その非日常感に憧れちゃうからか？（笑）　はたまた、刹那的な恋に身を焦がす ベンに自分を重ねちゃうんだかなんだか・・・。
とにかく、男性は 「 あ。あれ。いいよね。。 」 ってヒト、意外に多い。

この映画、音楽は とてもいい！　
鑑賞した大勢の人が同じ思いだろうけれど、本編でもって、ここぞって時に、流れ始める名曲の数々。。。
監督のM.フィッギスは、音楽ディレクターでもあるって事を、この作品で初めて知った。
でも、とりわけ女性の皆さんは最後んとこ.....ベン（N.ケイジ）の、まるで遺影のような悲しい横顔のポートレートを 斜めに見ながらエンドロールをむかえ、同時に、スティングが囁くように歌い始める、「 My One and Only Love 」 にやられちゃうんだろうな！って思うよね・・・

Sting - My One and Only Love

「 My One and Only Love 」 は、ご存知のようにジャズの名曲で、いろんな人がカバーしてる。

この映画を観た15年ほど前と同時期、仲の良かった友人が結婚した。
その友人の披露宴で、彼女がジャズピアノを勉強中に師事していた大学の教授が、生ピアノでこの「 My One and Only Love 」を弾いてくれた。
その教授、マイウーな おデブタレント 石塚さん にそっくりだったんだけど、＼(◎o◎)／、その甘い旋律を聞いた私の目と耳は、はあと に なっちゃったですよ（笑）
因みに、主演のN.ケイジは、私と同級生。
驚いたことに、一時期 ほんのわずかだけど、通ってる小学校が同じだったりしたんだ。。。（笑）

こんなのも流れてた♪　Angel Eyes

ニコラス・ケイジがアカデミー主演男優賞、ゴールデングローブ賞も同時受賞。
原作は、公開を待たずして自殺したJ.オブライエン。
M.フィギスについては、もう少し書き足したいところなんだけど、そうなるともう、ど〜でもいい人には退屈この上なくなっちゃうからして、次回順延にしようと思ったところで SIGN OFF...

昨夜、夕飯の後、散歩がてら本屋さんに行った。
今、売れてるっていうこの本 ↓

超訳 ニーチェの言葉

娘に、「これ買ってあげようか？」って言ったら、「そんな重いの、いらない！」って吐き捨てられちゃったぜ。（泣）
ちぇっ。なんだよぅ。。(-o-)

今日やってみたこと。メモ書き
●商品紹介ツール「はまぞう」を、初めて使用してみた。
●メールフォームをつけてみた。（既にあるけど。。またつけてみた。）
●フォームの設置位置が右側に寄る。それはなぜ？　←この叫びを救ってやろう！という方、
メールフォームを使ってご教示ください。（笑）外部CSS導入ってのが全然わからんのですよ。