夏のおぼろ夜 おぼろ月・・・

昨夜の月は、春でもないのに おぼろ月だった。


私のこの 老化のすすんだ視力のせいもあるかもしれぬが、昨夜の月は 確かにボヨヨンと その輪郭を曖昧にするかのような、まるで水面に映し出されているかのような、ゆらゆらと揺れているかのような、そんな月だった。
心なしか視直径も、小さく見えた。


「照りもせず 曇りもはてぬ 春の夜の おぼろ月夜に しくものぞなき」 新古今和歌集より 大江千里


強く照るでもなく、かといって陰るでもない、春のおぼろ月の夜に勝る景色はない、という意味らしいが、夏のおぼろ月もなかなか情緒があって良いではないか....

月と言えば 皆様もご存知の通り、新月 三日月 上弦月 満月 下弦月 そしてまた新月と、約29日半の周期で満ち欠けを繰り返している。


人もそれに習えば良い。
少しずつ形にしていけば良い。右に疲れれば左を向き、再び右を向きながらその輪を成していけば良い。


月は、少しずつ少しずつその月の輪を形成しながら望月となり、満たされればまた影に隠れ朔となる。
そして月は変わり、朔日(ついたち) となるのだ。


だから人もまた、ついたち から始めれば良い。
次の ついたち方向 を向いて、大きく充たされ満たされるよう努力を続けていこう。


その月の輪こそが、必ず、あなた達の未来の輝きとなるのだから。


                                以上、娘へ....


あら。。。今日の私ってば、えらく叙情的(爆)
〔季語季題としても「夏のおぼろ月」と言う天文表現は間違っているのでしょうが、素人故、何卒ご了承下さい。〕


昨夜の月は、満月には少し足りない輪だった.....と、こう書いてみてふと気付く。
「満月には少し足りない楕円の月・・・」などと言う本がなかったかしら?

満月には少し足りない楕円

満月には少し足りない楕円

あった!
hatenaって、こんな時は ちょっとだけ便利ね〜(笑)


さて.....今日の浪人生女子べんとは....